その6 初学者Tさん曲への挑戦➃「指歩きピアノ奏法」(重力奏法)のスーパー・テクニック「棒起こし」奏法を学ぶ

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その6 初学者Tさん曲への挑戦➃「指歩きピアノ奏法」(重力奏法)のスーパー・テクニック「棒起こし」奏法を学ぶ

重力奏法(ロシア奏法)によるレッスン法

2019/03/04 その6 初学者Tさん曲への挑戦➃「指歩きピアノ奏法」(重力奏法)のスーパー・テクニック「棒起こし」奏法を学ぶ

~「素直な心」と「平均律1番前奏曲」のレッスンを通じて④~

 

ピアノを習い初めてまだ半年未満、23週目の壮年Tさん。何と、このハイレベルな「棒起こし」奏法までできてしまいました! この「棒起こし」奏法とは、倒れている背丈よりも長い数本の棒を、連鎖的に立てていくイメージに見立てた、私のネーミングです。(Pole-standing Piano Technic)

2019.2.27 ピアノレッスンクリニック芦屋

 

 

「棒起こし」奏法とは、

鍵盤上に密着させた複数の指を、隣接する指へと連鎖的に指先を支点として第3関節の力で順次起き上がらせる奏法のことを言います。

 

 

これは基本的には順次進行で使いますが、1音飛ばしにも、手を拡げたアルペジオにも使えます。また、その動きの逆戻し(棒寝かし)も含まれます。

 

 

今回これをアップした理由は、もちろん「素直な心」に出てくる、レガート奏法による順次進行に適用できるからです。

さらに、「平均律1番前奏曲」にも、この奏法が使えれば、とても静かな手の使い方ができ1音も抜けることなく、また重さのかけ方次第で、音量のコントロールも意のままに出来るため、この美しいバッハの名曲を、非常に繊細な音楽表現力を伴って弾けるようになるのです。

 

 

このレッスン法は、もはや「上級者向けレッスン」と言ってもおかしくないほど、「上質の音楽表現法」を含んだ内容になるのです。

 

 

ここでご注目いただきたい点は、指先が鍵盤に触れている状態から発音の動きが始まるという事です。そのため、指を高く上げて準備しておくハイフィンガー奏法だと、この「棒起こし」奏法は使えないのです。

 

 

ではこの「棒起こし」テクニックの効果とはどのようなものなのか。

その答えは「多彩な音楽表現が可能になる」ということです。

 

 

これに近い奏法には、これも私のネーミングによる、約50年も前から子供のレッスンにも使ってきた、「忍び足」奏法があります。

足音を立てない歩き方。幼いころ遊んだ「抜き足差し足忍び足」で「指歩き」する動きなのです。つまり、足裏が地面に触れてから徐々に体重が載せられていきます

 

 

この時の足裏には、普通に歩く時よりも多くの体重が、慎重にまた徐々に加えられていきます

 

つまり足裏に相当する、接地して支点となる指先には、必要とする音量に応じて、肩からの重さが、自在に加減されながら掛けられていくのです

 

そのため、ピアノの音量をとても小さく抑える事もでき、より大きな音量も出せるので、表現力の幅を大きく広げる事ができるようになるのです。

 

 

このように、この「棒起こし」奏法には、手や腕の重さをコントロールする、重力奏法の基本奏法がどうしても必要なのです。

 

つまり、これができたTさんには、すでに重力奏法の土台が確実に身に備わっていることの証明になるのです

 

ですから私は今回の表題に「Tさんにもできたと驚きと感動の気持ちを込めて記したのです。

 

 

さっそくこの奏法で「素直な心」のソミレドの下降の動きと、「平均律1番前奏曲」の右手ソドミなど上行の動きにも適用しました。

さらに左手にも難なく使うことができ、今回のレッスンも、予想外にしっかりと、Tさんに吸収して頂けました。

 

さすが左右10指をよく整えられたTさん。実にお見事です。いよいよこの2曲の仕上がりの日が近づいてきました。

 

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