その10 たった9か月!! ついにプロピアニストを超えた初学者Tさん!?

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その10 たった9か月!! ついにプロピアニストを超えた初学者Tさん!?

2019/07/17 その10 たった9か月!! ついにプロピアニストを超えた初学者Tさん!?

その10 たった9か月!!  ついにプロピアニストを超えた初学者Tさん!

プロでも知らない人が大勢いる極めて重要な土台「手の平の技術」を早くも把握!!

ピアノレッスンクリニック芦屋 田島孝一

 

9か月目最後(38回目)のレッスンは、

DVD「田島孝一の『指歩きピアノ奏法』のすすめ」にご紹介した、

『指歩きピアノ奏法』(≒重力奏法)による全5(10)指の感触向上の徹底に終始

 

その結果、これまでの全5指の動きを、

プロレベルの重力奏法にまで飛躍的に高める事ができました!

 

より具体的には、究極の基本テクニック(土台)である、

手の平で音色を生み出し音量をコントロールする感触を、

ピアノをゼロから始めてわずか9か月の壮年Tさんが、

見事手に入れられたのです

 

私が仮にそう名付けた、この「手の平の技術」は、かつてある大学教授の女性ピアニストに、

「学生には、手の平の感触でピアノを弾くと教えています。」とお話したところ、

不思議そうな顔をされ、話が全く通じませんでした

 

つまりそのピアニストにとっては初耳のことだったようで、

どうやら体験されたこともなく、当然彼女は使っていないということがわかり、

「ピアニストが知らない!?」という事実に、私は大変驚いたのです。

 

しかし今頃になって突然、つい数日前に、

古い「ハイフィンガー奏法」で学んだ大多数の日本人ピアニストには、

その奏法を使う限り、「手の平の技術」は絶対に使えない!

 

という事にようやく気づいたのです!

手の使い方がまったく違う奏法だから、絶対に不可能なのです。

 

このことは以前のブログ、「卵をつかんだ手の形の弊害・その4」で指摘したとおり、

手の平に感じるものが、全くなくなってしまうからなのです。

だから彼らは当然、それを知る事もなく使う事もできないのだと、私の疑問は解決できたのです。

 

そうするとTさんは、少なくとも「最も大事な1点(土台)」に関して、

プロピアニストのレベルを超えたと言ってもいいのではないでしょうか。

 

(海外で複数の教授から学んできた、ある男性ピアニストに同じ話をした時は、当然だと言わんばかりの返事が返ってきたのですが。そしてそれは私と同じく、「自分で見つけた」と話していました。

 

先生から教わった事しか知らない日本人ピアニストが多いのは、先生に質問できないお稽古事の悪習が定着し、生徒自ら考え工夫しようとしない悪癖が蔓延する、日本特有の実に悲しい現実です

 

プロでも知らない「大事な基礎」を、ピアノを始めてわずか9か月の初学者Tさんが

これがそうなんですね!! 本当に歩いているように感じます!!と、

大喜びでご自分の手に感じる『指歩きピアノ奏法』の確かな手応えを楽しまれていました。

 

これまで9回のTさんシリーズのブログで、メインテーマのように何度かお伝えしてきた、

  • 指は左右同形の、たった5本ずつしかないという事実や、

 

  • その5本の指を(健康体のように)

確かに歩ける足腰」に育ててしまえば、

それと同時に腕のなどの重さを使う「重力奏法」が身に付き、

自在にピアノを歌わせ、自在に表現して弾くことができるという、

 

私が意図した

この一連のレッスンの大目標に、ようやく今回、ほぼ到達することができたのです。

 

そして最も注目していただきたい重要なことは、

私の考えが間違っていなかったことの証明を、

なんと!初学者のTさんがして下さっている!!ということなのです。

 

ではここからは具体的に、今日のレッスンの中身をご紹介していきましょう。

 

1時間を少し超えてしまいましたが、それでも平均律のレッスンまで行けなかったほど、

基礎練習曲と「素直な心」に集中した、海外並みの中身の大変濃いレッスンになりました

 

 

1.始まりはいつもの基礎練習曲

昨年9月に始まったTさんのレッスンで、毎回最初に指の使い方をチェックしている、

基礎練習教材です。左右5本ずつの指をゆっくり動かし、

手指の動きを細かくチェックしながら音質を向上させるレッスンです。

今日は冒頭からかなりいい出来でしたので、いつもより入念に磨きを加えました

 

まずスタートの第3指の出来をさらに改善

鍵盤のすぐ近くから音を出すように、動きを変えたところ、

なんと!Tさんご自身で、

「美しい響きが空間に拡がっていく」のをはっきりと聴き取られ

「手の感触」でもそれまでとの違いをはっきりと感じ取られたのです!

 

各指の動きに現れる問題点を、

Tさんご自身で慎重に、これまで以上にはっきりと判別できるようになられて、

 

本当に指で歩いているような感覚がする!  これがそうなんですね!!

と、1音ずつをじっくり確認されながら、

 

ついに5指すべてを、

十分満足できるほどに美しい響きの音色が出せた事を

二人で喜び合いました!!

 

このように、左右の5指すべてを制御しながら、思い通りに使えてこそ、

様々な多くの曲を、自分の意のままに、表情を自由自在に加えながら、

 

しかもそれが楽々と弾けるようになるのです!!

 

指を動かして弾くのだから、多くの運動一般に置き換えて考えてみれば、

ごく当然のことだとおわかりいただけるのではないでしょうか。

 

2.その指の使い方を土台にして、ブルグミュラー「素直な心」の練習

 

基礎・土台がより確かになればなるほど、

その応用練習として名曲に取り組めば、学習者の満足度も大きく

さらなる意欲も引き出すことができるに違いないと、自分の経験から、そう私は考えております。

 

ですから、

つまらない練習曲ではなく、学習者が必ず気に入る美しい名曲を教材に使うのです

 

ここで少し練習曲を使う意味をよく考えてみましょう。

 

遊びだけを目的とするものを除けば、一般的におこなわれているレッスンのほぼ100%で、

ツェルニーなどの練習曲が、ソナチネやソナタなどの曲集と同時に使われていますが、

 

しかし、ピアノを美しく楽に弾く土台となる指を手に入れてから取り組むほうが

その練習曲が本来持っている、

美しい音楽的な要素をも生かした、本来の技術練習ができるため、

非常に効率の高い練習にすることができます

そうしてこそ、その練習曲を本当に学んだことになるのではないでしょうか。

 

この、プロをしのぐほどの重要な土台は、決して長期間の練習の末ではなく、

Tさんが証明されたように、そのきざしはすでに1か月前後から表れはじめて、

初学者でもわずか9か月でこのように獲得されたのです。

 

もちろんそれがしっかりと定着し、常にそれができるようになるまでには、

今後の学習の中で養生される必要があり、さらに日にちがかかることは当然のことです。

 

 

きょう最初の基礎練習でおこなった、美しい響きを大切にする上質のレッスンの流れを受けて 、

この「素直な心」のレッスンも、

上級者向きの弾き方へと必然的に、どんどんグレードアップ

Tさんは、勿論はじめは少しできた程度でしたが、(すぐに出来ない人もあります)

それらがさらにうまく出来るようになれるルートへと、次々に乗ってこられるので

教える側がつい「これもできるかな?」と挑戦させられてしまいます。

 

しかも美しく響かせられるその新しい奏法をご自分のものにされようと、

すぐその場で音色と指の手応えをチェックしながら、何度も練習されるのです。

 

そしてついに、日本のプロピアニストでも知らない人が多い、

手の平のコントロールで音を生み出す感触」を把握されたのです!!

 

ピアノを始めてからわずか9か月!

たった9か月の初学者に、プロ並みか、それ以上の手の使い方ができた!!

これは実に画期的な事! と言うに値するのではないでしょうか。

 

(初級と中級・上級の違いとは、いったい何なのでしょう?

けっして曲のレベルではないと、私には思えてなりません。

室井摩耶子先生は、今でも初心者が弾く「エリーゼのために」を研究されています。

 

また、手ほどきから優れた外人教師だけに教わり、戦前に演奏家として活躍された私の恩師は、

初心者に中級の曲や、時には上級の曲まで次々と取り組ませ、

短期間に生徒を大きく成長させておられた事を思い出します。)

 

 

それにしても、まさか初学者がここまで到達できるとは!

私自身この結果は、当初全く考えもしていなかったことです。

 

なぜなら、長期間学んでいる上級者どころか、ピアニストでさえも、

この基本的な手の使い方のできない人が圧倒的に多いからです。

だから最初はただ、「指歩き」ができるようにすることだけが目的でした。

 

しかし、

上級者でなくても、初学者でさえこんなにも短期間で手に入れられるほど、

「実に簡単にできる事」であると、Tさんは証明して下さったのです

 

であるならなおさら、

初学者の段階でまずこの手の平のテクニックを獲得しておけば、

後々まで楽に楽しく学習を進められるので、それに越したことはないでしょう

 

どうしてこれまで広く一般的に、この指導法が使われてこなかったのか

まったくもって不思議な事だと、つくづく思えてならないのですが、

ひとつ思い当たることは、

やはり古いハイフィンガー奏法がそれを妨げ

先生から教わっていないため、そんな発想すら生まれてこない

という日本の困った実状に行き着くばかり。

 

これまで何度もTさんにお伝えしてきた、

「たった5本ずつの指を、しっかり地について歩くように動かせたら

驚くほど楽々と弾くことができるようになれる。」という

私の信念が現実となり、真実として証明されたのですそして、

更なる次の上達への道へと、Tさんは大きな一歩を踏み出されたのです

(次回へ続く)

 

 

 

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