第2課程第1講:ツィーグラーの「理想音」や「音の核」について学ぶ

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第2課程第1講:ツィーグラーの「理想音」や「音の核」について学ぶ

プロフェッショナルコース

2020/08/23 第2課程第1講:ツィーグラーの「理想音」や「音の核」について学ぶ

プロフェッショナルコース第2課程第1(グループレッスン)

ツィーグラーの「理想音」「音の核」について学び「美しい音色」とは何かを学ぶ

 

2課程第1講は、ツィーグラーの「理想音」や「音の核」について学び

「美しい音」とは何かを学ぶ。

 

つまり「美しく響く音」について

ツィーグラーの複数の教本の序文を資料にしての講義とその実習

 

日本では1965年以降、音楽の友社から、

「ツィーグラー~耳から学ぶピアノ教本として、

4冊の教本と小論文を書いた冊子が出版されていますが、

なぜかこれまであまり知られていません。

また現在の日本では、その協会の関係者など、

ごく一部でしか「ツィーグラー」は教えられていないようです。

 

その著者ベアタ・ツィーグラーが1928年に発表した小論文は、

「重力奏法」の著者でその名称の提唱者、

ブライトハウプトによって絶賛され

彼女の名は広く知られるようになりました。

 

その後まず「予備練習」のテキストが作られ、

後年3巻のテキストが出版されました。

 

つまり「ツィーグラー~耳から学ぶピアノ教本」は、

「重力奏法」を学ぶための、大変重要なテキストなのです

 

ただし、より具体的な練習方法の説明が不十分なため、

ツィーグラーの考えを十分理解できた者でないと、

その意図を理解して練習し、それを教えるのは困難です。

 

(ツィーグラーの小論文を載せた小冊子も、別巻を含む全4巻の教本も、

現在そのすべてが絶版になってしまっています。)

 

「理想音」についての説明など、

その多くがイメージで書かれているため、

意味を特定し把握することが大変困難です。

そのためそれらを指導できる教師もほとんどいなかったのでしょう。

また、それが理由で日本では広く知られなかったのかもしれません。

 

幸い私は、その初版が国内出版された1965年に、

恩師からその本の存在と、

その文章の一部を、目標として教わる幸運に恵まれました。

 

 

本日のメインメニュー

 

大学の講義で使ってきた

「ツィーグラー~耳から学ぶ教本~」全4巻の複数の序文から、

ツィーグラーが求める「理想音」「美しく響く音」について、

以下「」内のツィーグラーの言葉 を通じ、

その実際の音を奏でる方法を学ぶ

 

  • ① ツィーグラーが言う「理想音」や「音の核」とは何か

 

  • ②「音の核」をイメージし、響きの拡散や音を消えるまで追い続ける聴き方(追聴)

 

  • ③音の消え方とフレーズ終わりでの指先の鍵盤からの離れ方との関係を

 毛筆の動きとの関連性から学ぶ

毛筆で字を書き終えた時の、筆の離れ方をイメージし、その動きを疑似体験する

同時に、手が離れた後の、余韻を感じる練習

 

  • ④ ツィーグラーがいう「自然な流れ」を筆の運びから体感する

毛筆の動きも、次の一画の始めへ次々と筆が連動していく事を説明。

 同様に音楽も、常に次へと繋がって進んでいかなければならない。

 

  • ⑤「内面の解放は外からの解放につながる」

 

  • ⑥「声がすべての音楽の始まり」など、声に関するツィーグラーの言葉を学ぶ

・「肉声が歌うような音の感覚を持つことが」ピアノ演奏者の努力目標」

・「正しい発声による肉声に似れば似るほどピアノの音はより完全なものになる」

 これらにより、(響きのある)声の出し方(発声法)が大切であることを説明。

 

  • ⑦ ツィーグラーの音のイメージ

 「次に現れる音を弾く場合、

 明瞭で柔らかいソプラノの音質を思い起こす

Chopinもノクターンop9-2の生徒へのレッスンで、

「最高のテノール歌手が歌うかのように右手を導き入れる」と言っている。)

 

  • 鍵を打つのではなく、軽く押さえて音を出す」 

 これがハイフィンガー奏法との根本的な違い

 

 

実習

 

導入:まずは脱力のチェック(復習)

肩や肘に力が入る方には、

ピアノの蓋の上に肘と共に指先まで腕を載せることで、即座に脱力成功。

 

5指で美しい音色の音を奏でる実習(復習)

 

まず白鍵上で、続いてショパンのポジション(EH)でも実施。

・手首が上がらないよう気をつける

・「指歩き」はモルトレガートに相当する

 

宿題;重力奏法のための練習曲「ラルゴ」の1段目。

 

 

このような指導法や演奏法にご興味のあるピアノ指導者・ピアニストの方は、まずは無料体験会へ。

もし、行き詰まりを感じていたり、このままで良いのかと思っておられるようでしたら、この体験会できっとその解決の糸口を見いだせることでしょう。

 

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